I Believe〜Best of T.O.K.

  • 2010/03/04(木) 13:29:56

 ひな祭りの日に、『I Believe〜Best of T.O.K.』がリリースされました。CD初収録の“Your Smile”と“Haters”ほか、ライヴ音源3曲がプラスされた大容量盤。

 ファースト・アルバム『My Crew, Ma Dawg』は歌詞がついていなかったので、英語のリリック/対訳とも初出となる曲もけっこう多いです。ライナーノーツとともに、私が担当しました。

 書き始める前に悩んだのが、「このベスト盤を買う人ってどんな人だろう?」ということ。
 
 関連作品も絶対に外さないような筋金入りのファンもいるだろうし、「レゲエはときどき聴くだけ、でもT.O.K.は好き」という人にとっては、初めてのアルバムかも知れません。

 音楽専門誌の記事や通常のライナーノーツの読者さんが視野120°で入る人たちだとしたら、今回は180°以上、200°くらいまで広げないと、と思って取り組んだら、「書いておくべきこと」が出るわ出るわ、最初は1万字を越しそうな勢いでした。

 それではレコード会社さんにも、読み手にも負担になるので、バッサバッサと1/5以上カットしたのですが、それでも長文です。そのせいか、満足度でいうと、いままで書いたライナーノーツでトップ3に入ります。いっぱい書いたからというより、書きたかったことを書き切った、という意味で。

 T.O.Kの音楽的な魅力を、このブログを読んでくれている人に説明するのも野暮なのでそこは書きませんが、10年に渡ってT.O.Kが日本のレゲエ・シーンに貢献してくれたこと、私たちが彼らをサポートしてきたこと、そういう、大きい意味での「友情」を、このライナーノーツで伝えたかった。

 私個人としては、「ジャマイカ人とのビジネスは大変」という常識を崩してくれた意味で、大事に思っている人たちもあり。

 いま時点でも彼らの軌跡の集大成になった作品なので、不景気でみんなキツいだろうけれど、機会があったら手に取ってください。「もう全曲、コンピュータに入っているし」という人も、持っている人から借りてライナーを読んでくれると嬉しいです。

 T.O.Kの面々は、北欧やロシアまで含めた大々的なヨーロッパ・ツアーを敢行中。ステージに強い人たちなので、またファン層を拡大していることでしょう。次の動きも楽しみだな。

 私の後悔はただ一つ。ひな祭りなのに桜餅が食べられなかったーああああ。

 あ。T.O.K関係ない? ちなみに、ブラウニーとアップル&チェリー・パイは食べました。